ビルオーナーの方々・ビル解体業者の方々へ

不用意なガス放出が予測される事項と対策

配線
施工時(改修時)
  • 吹き込み、漏水などで、配線を伝わり制御機器に流入する恐れがある場合には、工法・設置場所を変更してください。
  • はつり、貫通、アンカー打設などは、事前に図面などで確認するとともに、誤放出防止対策を行ってください。
点検時
  • 改修・点検履歴を確認してください。
設備の撤去時
  • 電源、移報及び連動機器との配線処理を行ってください。
制御盤
施工時(改修時)
  • 周囲環境が機器の劣化を促進する場所には設置しないでください。
  • 検査時には、誤放出防止処置を行ってください。
設置後
  • 何らかの異常が発見された場合には、点検業者などに速やかに連絡してください。
点検時
  • 自動火災報知設備と連動している場合は、事前に連動を遮断してください。
設備の撤去時
  • 必ず最初に電源を遮断してください。
  • 外部機器等の電源を遮断してから、移報・連動用配線を取り外してください。
貯蔵容器等
施工時(改修時)
  • 運搬・移動時は、容器弁保護キャップを取り付けてください。
  • 漏洩の恐れがあるため、容器弁に工具をかけないでください。
設置後
  • 引き渡し時には、注意事項の説明を十分に行ってください。
  • 貯蔵容器室は、温度(40℃以下)、水の侵入等に注意してください。
  • 貯蔵容器室は、他の用途にしないでください。
点検時
  • 放出試験時以外には、安全のため、操作導管は貯蔵容器から取り外してください。また電気式容器弁開放器は起動容器から取り外してください。
  • 閉止弁がある場合は、閉止してください。
設備の撤去時
  • 高圧ガス容器です。専門業者以外は取り扱えません。
自動起動用火災感知器
施工時(改修時)
  • 二種類の感知器の設置(アンド回路)を推奨します。
点検時
  • 感知器の作動で、制御盤の受信回路は自己保持します、都度、火災受信機及び制御盤の復旧作業を行ってください。
手動設置装置
施工時(改修時)
  • 起動装置設置及び表示類が識別できる照度を確保してください。
  • 移設などの場合には、事前に電源を遮断してください。
設置後
  • いたずらの恐れがある場合には、電気式、カバー式などのいたずら防止対策を実施してください。
  • 吹き込みなどの水漏れ、いたずらの恐れがある場合には、管理者に通知して対策を実施してください。
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